7.14 (参考)マルチ・アカウント機能について

自動アップロード機能の応用として、ある1台のPCを対象に、別々のユーザが同時にリモート監視をおこなう場合を考えてみましょう。

想定されるケースとして、たとえば、なんらかのベンダーの業務用システムを
1台のPCにインストールして出荷・運用しているとして、このときのベンダー企業をA社、ユーザ企業をB社としましょう。
そしてA社とB社のいずれも、Biscuitを利用してPCのリモート監視をおこないたいと考えたとします。

ベンターのA社
納品したPCのメンテナンスのために
機器・システムの「状態ファイル」をリモート監視したい
ユーザーのB社
システムで稼動中のデータを、別の事業所や出張先からみるために
機器・システムの「データファイル」をリモート監視したい


しかしこのとき、自社の監視設定や対象ファイルの内容は、お互いに相手には見られたくないケースも多いでしょう。


図5 マルチ・アカウントの仕組み

このようなケースでも、PC内にBiscuitクルーズを1つだけインストールしておけば、
そのBiscuitクルーズはA社とB社で共有しつつ、自動アップロード機能だけは独立して個別に動作させることができます。

これがマルチ・アカウント機能です。


マルチ・アカウントの利用方法


このようなケースの場合、まずA社とB社のそれぞれが、個別にBiscuitポケットのサーバを運用します。(->注1)

次に、PCへのBiscuitクルーズのインストールだけは、どちらかの企業がおこなうことになりますが、
一度インストールされていれば、その自動アップロード機能は独立して設定することができます。

そして、A社とB社では、それぞれにBiscuitクルーズの自動アップロード設定をおこなってください。

必要な手順はこれだけです。
Biscuitクルーズはそれぞれの自動アップロードのスケジュールにしたがって、
それぞれのBiscuitポケットサーバに独立してファイルをアップロードします。


なぜマルチ・アカウントでも安全なのか?


マルチアカウントで自動アップロードをおこなった場合でも、その送信設定内容やファイル内容は、おたがいに相手に知られる心配はありません。
この安全性は、以下の理由によって保障されます。

●サーバをそれぞれ別々に運用しているため、自社のサーバ内のファイルは他社に見られる心配がありません。

●Biscuitクルーズ内の設定画面は、設定開始にあたってサーバからの認証が必要なため、他社の設定を表示させることはできません。

●Biscuitクルーズ内の設定ファイルは暗号化されているため、他社の設定をファイルから読むこともできません。

●A社とB社では暗号用の鍵をそれぞれ自社で発行しており、秘密鍵はA社とB社で異なるため、
 他社には決してファイルは復号化できません。


(注1) ひとつのBiscuitポケットのサーバだけを運用して、それぞれを別々のユーザとして用意しても結構です。

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