●概要

Biscuit(ビスケット)はCGIだけで構築できるWebストレージです。ブラウザで利用することができます。->画面イメージ
CGIの設置方法は簡単で、一度でもCGIを扱った経験があれば、誰でも設置できます。

設置したストレージに収容可能なファイルの種類や容量に制限はなく、
任意のファイルをアップロード/ダウンロードできます。

また1セットのCGIによって、複数の利用者に対してそれぞれ独立したストレージを運用(=ホスティング)することも可能です。


●製品構成と動作環境

本製品は、次の2つから構成されます。
いずれもフリーウェアです。

 (1) Biscuitポケット
     Webストレージを構築するためのサーバ用CGI (perl用)です。
     ブラウザだけで利用することができます。

     動作環境: perl5 が動作するWebサーバなら動作可能です。

     対応ブラウザ: CGIが出力するページの表示は以下のブラウザで動作確認しています。
     
       Windows : InternetExplorer 6〜7 / Firefox 1.5〜2.0 / Opera 8.5〜9.0 / Sleipnir 2.47〜2.49 / Lunascape 4
       Linux : Firefox 1.5〜2.0 / Opera 8.5〜9.0
       Mac OS X : Safari 1.3〜2.0 / Firefox 1.5〜2.0 / Opera 8.5〜9.0

       (注)Mac OS X :Safari, Opera では一部の機能に制限があります。->詳細

 (2) Biscuitクルーズ (追加オプション)
     Biscuitポケットを発展的に利用するために、ブラウザと併用するためのPC向けクライアント・ソフトウェアです。
     より高度にストレージを使いこなしたい場合に、お好みで使用します。

     動作環境: BiscuitクルーズはJavaアプリケーションのため、OSを問わず動作します。
       Java実行環境としては「J2SE 5.0以上」が必要で、以下のOSが対応しています。
       
       Windows 98SE/ME/2000/XP
       Linux
       Mac OS X 10.4以降

       (注)Windows Vistaでは一部の機能に制限があります。->詳細
       (注)Mac OS X 10.4未満では動作しません。


●Biscuitポケットの基本機能

Biscuitポケット (サーバCGI) によって基本的なWebストレージが実現されます。->画面イメージ
CGIをあなたのWebサーバにセットアップするだけで、あなただけのWebストレージを構築することができます。
設置されたストレージはブラウザだけで使用することができます。

このWebストレージは以下の機能をもちます。->機能一覧

 ユーザーログイン/セッション管理
 ストレージへログインするためのユーザ認証をおこない、ユーザセッションを管理します。

 複数ストレージの設置(=ホスティング)
 複数のユーザに対して、それぞれ独立したストレージを設置することが可能です。
 もちろん単一のストレージとして運用することもできます。

 ファイルのアップロード・ダウンロード
 ユーザの手元マシンからファイルのアップロードを受け付けてストレージ内に収納し、
 またダウンロード要求を受け付けてファイルを手元マシンに再保存させます。

 異なるOS間での日本語ファイル名の維持
 Windows / Linux / MacOSX から、それぞれの日本語ファイル名のファイルをアップロードした場合、
 別のOSのマシンにダウンロードしても、日本語のファイル名が維持されます。

 フォルダの作成・消去
 ストレージ上に任意のフォルダ階層を作成できます。

以上の機能はブラウザだけでも利用することができ、下記のBiscuitクルーズ(クライアントソフト)は不要です。

なお、Webストレージという性格上、CGIのセキュリティ面には注意をはらって開発しています。
(参考) 技術情報 >1.1 本製品のセキュリティ対策


●Biscuitクルーズの基本機能

Biscuitポケットはブラウザだけでも利用可能ですが、
さらにBiscuitクルーズ(クライアントソフトウェア)を併用すれば、より高度なストレージの操作が可能になります。->動作イメージ
特に、ファイルの暗号化をおこないたい場合は、Biscuitクルーズの使用が必須になります。

Biscuitクルーズの主な機能は以下のとおりです。->機能一覧

 アップロードするファイルの暗号化
 ストレージ上に送信するファイルをユーザ本人の鍵で暗号化します。

 ダウンロードするファイルの復号化
 ストレージから受信するファイルをユーザ本人の鍵で復号化します。

 ディレクトリを一括してアップロード
 手元マシン内から、あるフォルダ内の全ファイルを一括してアップロードすることができます。
 そしてストレージ上にはフォルダ階層が再現されます。

 cronによる定期的な自動アップロード
 手元マシンからストレージへのファイル送信を無人化・自動化できます。


●暗号化機能

Biscuitクルーズの暗号化機能によって、ストレージ上にアップロードするファイルの全内容
(ファイル本体から、ファイル名やファイルサイズなどのファイル情報まで)
を本人以外には解読不可能にできます。
そのため、仮にサーバごと盗難にあったとしても、第3者にストレージ内のファイル内容は解読できません。


●自動アップロード機能

Biscuitクルーズの自動アップロード機能は、マシン内の特定のファイルやディレクトリを、
定期的なスケジュールにそってBiscuitポケットに自動アップロードし、それをくりかえす機能です。->動作イメージ

特定のファイルを常にくりかえし送信するだけでなく、
更新のあったファイルや新規に出現したファイルだけを抜き出してアップロードすることもできます。

想定されるケースとして、たとえば以下のような応用を念頭においています。

リモートPC監視やサーバ監視のためのストレージとして

  監視対象マシンの内部ファイルを一定時刻ごとにアップロードすることで、
  対象ファイルのスナップショット(その時点のファイル内容)が
  時系列に沿ったログとしてストレージ上にすべて保管されます。

   (例) Webカメラを稼動させているマシンから、画像ファイルや動画ファイルを一定時刻ごとにストレージ上にアーカイブする

   (例) USB温度計をつけているマシンから、温度・湿度データファイルを一定時刻ごとにストレージ上にログとして保管してゆく

   (例) サーバマシンの/foo/bar の変化状況をストレージ上にスナップショットとして保管してゆく

   (例) 業務用システムを稼動させているマシンから、データファイルや状態ファイルを一定時刻ごとにログとして保管してゆく

ファイルやディレクトリの自動バックアップとして

  対象を一定間隔でアップロードすることで、時系列に沿ったスナップショットがストレージ上に保管されます。

   (例) 毎日0:00に、PC内の特定ディレクトリを丸ごとストレージ上にバックアップする


スケジュールの動作方式は、いわゆるcron(クーロン)とよばれる方式です。
最小のスケジュール単位を1分間隔として、
 - ある時間間隔おきに送信する
 - ある特定の時刻に送信する
などの指定が任意に可能です。

マシンが起動しているあいだ常に必ず動作させたければ
Windowsのサービスや、Linux/UNIXのデーモンとして動作させることもできます。


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